北海道の花・マムシグサ2 - 井伊影男の植物観察

マムシグサの葉。サトイモ科テンナンショウ属。

マムシグサの葉は鳥足状複葉、一見掌状複葉にも見えるが、小葉の柄が1点に集まらない。

側小葉の柄が枝分かれを繰り返して大きな複葉をつくる。

マムシグサの場合、小葉数は5〜17個、その葉が2枚、花序は2枚の葉より上につく。

マムシグサの花序。

緑色に白っぽい筋の入っているのが「仏炎苞」、ミズバショウ(同じサトイモ科)の場合、仏像の光背のように花序の後方に控える形となるが、マムシグサでは花序を包む形になる。

マムシグサの花のつくり。

写真は「山に咲く花」(山と渓谷社)からの借用。

マムシグサは雌雄異株。上:雄花、下:雌花

中央の下部が花序で、その上に付属体がついている。仏炎苞の内面はツルツルで、腐ったような臭いでハエの仲間を呼び寄せ、中に入り込むと付属体が蓋をするような形でハエが上から逃げ出せないようになっていて、受粉をより確実にする。